BIRAI-moist-の湯川です。

日差しが強く、
大量に汗をかく時期になりましたが
もしかして汗がもたらす肌トラブルに見舞われていませんか？

とくに脂漏性敏感肌の方にとっては、
お肌の痒みや赤らみ・火照りなどが
ますます気になる時期かなと思います。
でも、
そもそもなぜ夏場の汗が肌トラブルに繋がるのでしょうか？
それには理由があるんです。

今回は、
夏場の汗が引き起こす肌トラブルと、
効果的な予防策をご紹介します。

■汗がもたらすトラブル

「汗なんてジトっとして気持ち悪いし…」
とくに夏場は
「もうこれ以上の汗、勘弁してよ！」
と思ってしまうのが正直なところですよね。

実は、汗は人間の体温調整に欠かせない働きをしています。

とくに体温の上がりやすい夏場は、
汗をたくさん発汗し、
お肌の上で汗が蒸発する際に
体の熱を奪って(気化熱)体温を下げてくれています。

問題は、水分が蒸発する際に、
お肌の潤い成分やミネラル成分まで
奪ってしまうということ…。

「汗をかくと体がかゆい」
といった肌トラブルが増えてしまうのは、
乾燥でお肌を刺激からガードするバリア機能が緩んで、
外からの刺激に弱くなってしまうからだったんです。

汗に含まれる塩分や
尿素・脂分も肌刺激の原因になります。

汗が引き起こす代表的な肌トラブル、
こんなお悩みを抱えていませんか？

・乾燥、脂漏性敏感肌

お肌の乾燥が過剰な皮脂分泌につながり、
お肌のベタツキを加速させます。

さらに乾燥がお肌をガードする保湿成分をうばうことで、
お肌のバリア機能が乱れがちに…。

こうなると乾燥による
過剰皮脂+お肌が色々な刺激に敏感になって、
ちょっとした刺激やこすれでお肌が赤くなったり、
痛みやかゆみを感じてしまったりする
脂漏性敏感肌の悪化に繋がります。

・金属アレルギー

汗により皮膚表面で金属が
イオン化しやすくなるため、
汗をかきやすい夏場は
金属アレルギーを発症する人が多くなります。

・癜風（でんぷう）

胸・背中など汗の脂分が溜まりやすいところに
茶色いぶつぶつを発生させるカビの1種です。

・皮膚カンジダ症

下着などでムレやすいところに発生するカビです。
赤く炎症を起こし、
水ぶくれや膿・かゆみをともなうこともあります。

・あせも
湿しんの1種です。
汗が角層につまることで発生します。

■汗トラブルを事前に回避する対策5つ

もう、汗トラブルに悩まない！
事前にできる対策方法を5つ見ていきましょう。

◇気になったときに汗をふきとる

タオルなど吸水性と肌触りのやさしい布で、
こまめに汗をぬぐうことを心がけてみてください。

このときに、
擦るように拭くとお肌に負担をかけてしまうので、
洗い流すか濡らしたタオルに
汗をしみこませるようにして拭きとれると理想です。

◇低刺激の日焼け止めを欠かさずに塗る

日焼けで顔が赤くなって、
ほてったりしたこと、
きっと皆さんありますよね。

お肌の内部では炎症が起きていて、
肌ダメージから余計に擦れなどの
刺激・紫外線ダメージを受けやすい
敏感肌に傾いています。

汗に強いお肌を作るために、
外出の際は日焼け止めを欠かさずに使用して、
がっちり紫外線からお肌をガードしましょう。

◇化粧水・乳液で水分・油分を十分に補うスキンケアを！

汗で流れてしまったお肌の保湿成分を
しっかりと補い、
お肌環境を回復させてあげることが大切です。

とくに汗で刺激に敏感で
かゆみが出ているお肌では、
使用化粧品を敏感肌用に
チェンジすることも検討してみてください。

敏感肌用スキンケア化粧品は、
低刺激のものが多く
成分構成もシンプルなので、
揺らぎがちなお肌に心地良くお手入れができますよ。

◇痒みがあるときの対処法を知っておく

お肌が痒いと、
知らず知らずのうちにかいてしまうこと、
よくありますよね。

かゆみがでやすい夏場はとくに要注意！
お肌をかきむしるとヒスタミンという痒み物質の分泌を
促してしまうんだとか。

お肌のバリア機能を傷つけてさらに過敏なお肌に傾くため、
痒みがあるときだからこそ引っ掻くことは避けたいところです。

ビニール袋に氷を入れタオルで包んで痒みのある個所を冷やす、
またはアイスノンなどを使って、肌を冷やす痒み対策がおすすめです。

◇肌に密着するものも見直す

夏場は汗で身に付けている
アクセサリーやベルトなどの金属のイオンが溶け出て、
お肌がかぶれるアレルギー性接触皮膚炎になりがちです。

お肌に直接触れるアイテムを、
ぜひ見直してみてください。

前髪のある方は、
髪のこすれが刺激となって痒みになることもあるので、
前髪が被らないようするなどの工夫もおすすめです。

また、下着・ストッキングなど肌に密着する衣服は蒸れたり、
お肌に擦れて刺激性接触皮膚炎の原因になったりすることも…。

摩擦が少なく、汗を発散しやすい服装を心がけみてください。

■まとめ

夏はエアコン環境の中で過ごすことも多く、
野外では汗をかくことも多いです。

汗は痒みなど様々な肌トラブルに繋がる原因になってしまいます。

汗が一層気になる夏だからこそ、
汗による乾燥対策・肌荒れ対策をばっちりと講じて、
肌トラブルに悩まない健康な素肌をぜひ手に入れてくださいね♪