色々ある!赤ら顔治療に使われるステロイド剤の特徴と危険性

「顔、赤いね」って言われる。
「顔が痒くて引っ掻いてしまう」

脂漏性敏感肌の多くが戸惑う、
お悩みですよね…><

自力でのケアに限界を感じて、
皮膚科に行こうと検討されている方も
いらっしゃると思います。

皮膚科ではどんな治療を行うのか
と言うと、ステロイド剤の使用です。

ステロイドというと副作用や
危険性のあるイメージですが、
脂漏性敏感肌や赤ら顔には
どんなステロイドが処方されるの
でしょうか?

さらに最近では、
軟膏・塗り薬のステロイドを
薬局で購入出来ますが、
市販品のステロイドは
脂漏性敏感肌に使っても
問題ないの!?

ステロイドの危険性
併せてご紹介します。

■ステロイド剤の種類紹介


ステロイド剤には沢山の種類があり、
最も強力~弱いまで5段階の強さが
あります。

部位や皮膚炎症度に合わせて
処方されるお薬が変わってきます。

引用元:https://pharma-navi.bayer.jp/nexavar/patient/common/qa_hfs04/20.php

脂漏性敏感肌やアトピーなどの
皮膚疾患に処方されるのは、
この5段階程度の中でも
Mildクラス(穏やか)の外用剤です。

炎症がひどい時には
短期間に限定してStrongクラスが
処方される事もあります。

■ステロイドの特徴と効果効能


「ステロイド」と当たり前のように
耳にしますが、
「ステロイドはそもそも何なのか、
どんな働きをするのかまでは
詳しく知らない」と言う方も多いの
ではないでしょうか?

「何となく怖い」イメージのある方も
きっと多いと思います。

ということで、
ステロイドについて簡単に
おさらいして参りましょう!

◇ステロイドは人体に備わるホルモンの1種


ステロイドというと、
どんなイメージがありますか?

個人的には、
「化学的な人工物で怖そう…
副作用が強そう」といった
イメージがかなりありました。

ですが、ステロイドは
体内のコレステロールから
作られるホルモン
(副腎皮質ホルモン)の1つで、
血糖値や気分の抑揚を調整する働きを
しているのだとか。

私たちの体の中に
備わるホルモンの1つだったんです。

さらに、その副腎皮質ホルモンには
炎症を抑える働きもあります。

このホルモンの持つ働きを
応用して、人工的に合成したお薬が
ステロイドです。

◇ステロイドの特徴


炎症を抑える働きのある
ステロイドを塗り薬などで塗る・
経口摂取で内服して、
炎症を抑えて行こうと言うのが
ステロイド治療です。

脂漏性敏感肌の治療には
ステロイドの外用薬が
処方されるケースが多いです。

◇ステロイドの効果


ステロイドには炎症を
鎮める作用(抗炎症作用)の
他にも、こんな沢山の働きがあります。

<ステロイド外用薬の主な作用>

【抗炎症作用】
炎症を促す物質の産生を抑える。

【細胞増殖抑制作用】
炎症反応を引き起こす細胞の増殖を抑える。

【血管収縮作用】
炎症部の血管を収縮させて、
炎症反応の赤みを鎮める。

【免疫抑制作用】
抗体の産生を抑制して、
過剰反応しないようにさせる。

■ステロイドの危険性


抗炎症作用もあって、
顔の赤みも抑えてくれる。

そんなステロイドは皮膚炎が
原因の脂漏性敏感肌の治療には
最適のお薬ですし、実際に処方される
ケースがほとんどです。

でも、ここで気になるのが
「副作用や危険性」ですよね。

ステロイドの危険性について、
確認してみましょう!

その1:皮膚が薄くなる
ステロイドの効果の1つに細胞増殖を
抑える働きがありました。

この働きで、皮膚の健康な肌細胞の
働きも抑え込んでしまいます。

必要以上に強いステロイドを長期的に
使ってしまうと、お肌が薄くなり、
毛細血管が見えやすくなる他、
肌乾燥に繋がります。

その2:感染症に弱くなる
皮膚表面の免疫系の働きも抑えるので
細菌やウイルスなどの感染症に
かかりやすくなります。

その3:酒さに繋がることも
ステロイドを長期的に使用すると、
酒さ様皮膚炎(ステロイド酒さ)
の原因になる事が分かっています。

ステロイドは便利なお薬ですが、
使用強度や使用期間を間違えると、
副作用リスクを高めます。

自己判断で使用を注意すると、
ぶり返すだけでなくさらに症状が
悪化するケースもあるので、
副作用リスクを下げる為にも、
皮膚科医の指示に従って使用する事が
大切です。

■薬局で購入できるステロイド剤は脂漏性敏感肌に良い?!


薬局でもステロイド剤は
購入できますが、脂漏性敏感肌の
ような慢性皮膚炎を想定したもの
ではありません。
試用期間も、
安全面から2週間が目安なので、
継続的な肌の立て直しが必要な
脂漏性敏感肌の薬としてOTC製品は
向かないのです…。

市販でステロイド剤を
購入するのはあまりお勧め出来ません。

■ステロイド剤に頼りすぎるのは危険


皮膚科医の指導の元、
正しくステロイドや真菌薬を
使用しながら治療すれば、
強力にアレルギー反応や痒み・
赤みを抑える力が見込めます。

ですが、使用方法を間違えれば
副作用リスクはあります。

さらに、脂漏性敏感肌は
長期化しやすい皮膚病の1つ。

なので、一時的に症状が
治まっても油断は禁物です!

ステロイド剤だけに頼らずに、
脂漏性敏感肌を予防・改善する
ためのスキンケアや生活習慣も
心掛けながら、健やかなお肌を
目指して下さいね。

スキンケア用品で迷ったら…。

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