こんにちは、ドクターRe9の望月です。
11月中旬にもなると、
1日中空気が乾燥している日も増えてきましたね。
本格的に乾燥してくると、
保湿後に水分が逃げないように
ちゃんと蓋をしなきゃ!と思って
ワセリンが配合されたスキンケア商品を
使用する頻度が増えると思います。
先日もお客様から
「乾燥が気になって最近ワセリンを塗ってるんですが、
油分が多いので日焼けしないか心配なんです」
というご相談を受けました。
確かに、サンオイルのような
日焼けするためのオイルも存在しますし、
ワセリンやオイルのように油分が多いと
日焼けしやすくなりそうなイメージがありますね。
ではワセリンは本当に
日焼けしやすくなるのでしょうか?
本日はワセリンについて、
詳しくお話していきたいと思います!
まずワセリンとは一体どんな成分なのでしょうか?
ワセリンは
石油を精製して出来る「鉱物油」を使用していて、
その「鉱物油」は
液体のミネラルオイル、固形のワセリンの2種類に
分けられます。
石油由来と聞くと身体に良くないのでは?と
思われることがありますが、
実際には純度が高く精製されているので、
低刺激で肌にも優しい成分とされていて、
医療現場でも使用されるほど、安全性は高いんです。
他にも、お肌に膜を張って
水分の蒸発を防いでくれるので、
外部の刺激からお肌を守ってくれます。
ですが、油分の膜はクレンジングで落ちにくいので、
しっかりと油分を落としていないと
膜は水分を弾いてしまって
その後の保湿ケアも角質層まで浸透していかなくなります。
そのため、肌内部の水分の蒸発を防ぐ働きは出来ても、
保湿効果は期待出来ないのです。
では、実際にワセリンで日焼けはするのでしょうか?
先ほどお話したように、
ワセリンは鉱物油を精製して作られます。
この精製の時に、鉱物油に不純物が入っていると
その不純物が肌の上で酸化して、日焼けするのです。
そのため、ワセリンそのものに
日焼け効果があるわけでありません!
もし鉱物油を使用する時は
純度の高い物を使用する方がより安全で
ワセリンの場合は純度の高い白色ワセリンが安全です。
安全とは言え、
日焼け止めの効果があるわけではないので
ワセリンを使用する際は
ワセリンの後に日焼け止めを塗ってくださいね。
ちなみに、ワセリン自体が安全でも、
その不純物がアレルギーを発症するきっかけに
なったりすることもあるんです。
もしそう言った観点から
ワセリンやミネラルなどの鉱物油を避けたい場合は
鉱物油フリーのスキンケアコスメをオススメします。
例えば、オーガニックコスメは
植物由来のオイルを使用していて、
お肌内部に働きかける保湿効果も期待できます。
具体的にどんな効果があるのか簡単にご紹介します。
・アルガンオイル
ターンオーバーを促すビタミンEが含まれているので、
強張ったお肌を柔らげてキメを整えます。
・ホホバオイル
古い角質を柔らかくして、毛穴に詰まってる汚れも
浮かして除去します。
・ティーツリーオイル
吸収率が良くお肌に潤いを与えます。
抗炎症作用があり肌荒れを防ぎます。
ちなみに、ソワンシリーズも鉱物油フリーなので、
ご興味ありましたら是非ご覧くださいね♪
もちろん鉱物油から出来ているからと言って、
ワセリンやミネラルオイルがお肌に良くない
という訳ではありません!
体調や肌質を見極めて使い分けてみて下さいね!